
不忍池辯天堂(弁天堂)は東京都台東区にある寺院で、比叡山延暦寺にならって寛永寺を創建した天海僧正が備中松山藩主水谷伊勢守勝隆と創建しました。一般的には「不忍池」の周辺にある辯天堂として知られています。1945年の空襲で一帯は焼けてしまいましたが1958年に復興し、不忍池の四方からお参りできるよう八角形のお堂となっています。ご本尊(八臂大辯才天)は、長寿や芸能の守りとして信仰されています。
不忍池周辺は、昔から美しい自然が残る場所であり、桜の名所としても有名です。不忍池には季節ごとに美しい景色が楽しめ、その一角に不忍池辯天堂があります。
辯天堂は、辯才天(べんざいてん)を祀っています。辯天さまは、ヒンドゥー教の女神サラスワティーから派生したとされ、音楽と芸能の守り神として広く信仰され、また「辯財天」とも書くことから、金運上昇といったご利益があります。日本では、水神としての側面も持ち、水辺に建てられることが多いです。
不忍池辯天堂では、辯才天を祀りながら、自然豊かな環境の中で参拝や散策を楽しむことができます。特に、桜の季節には多くの観光客が訪れ、美しい桜と一緒に辯天さまの神徳を感じることができます。